アイヌのサケ文化紹介 展示コーナーをリニューアル 千歳水族館

アイヌのサケ文化紹介 展示コーナーをリニューアル 千歳水族館
リニューアルした「サーモンルーム」でマレク漁の展示と映像上映

 千歳市花園のサケのふるさと千歳水族館は「なるほど?!サーモンルーム」内のアイヌ文化コーナーの展示をこのほど大幅にリニューアルした。千歳アイヌ協会と千歳アイヌ文化伝承保存会から資料提供を受け、「千歳アイヌのサケ文化」をテーマに水族館の主役「サケ」と千歳のアイヌ文化の深い関わりを紹介している。

 千歳では、アイヌの人たちが、マレクと呼ばれる漁具でサケ漁を行っていた。鉄製の先端部分(マレク)が可動式になっており、魚を突く時には、銛(もり)のように刺さり、マレクは魚の動きで魚体に食い込み、魚体の大きなサケが暴れても外れない仕組みになっている。昨年、漁の水中撮影に成功。マレクがサケに食い込む様子を初めて捉えた映像を通じそのメカニズムを紹介している。サケに感謝する儀式「アシリチェプノミ」のほか、「イサパキクニ」(魚たたき棒)や「チェプケリ」(サケの皮の靴)も展示している。

 初めて訪れたという苫小牧の会社員夫妻は「身近な魚が捕獲される様子が興味深い」と話し、マレク漁の映像に見入っていた。

 同館は、リニューアルを記念して関連イベント、医師で写真家の栂嶺レイさんの写真展「鮭(カムイチェプ)をめぐる千歳のアイヌ文化」を3月31日まで開催中。

 このほか、27日には千歳アイヌ文化伝承保存会副会長の平井史郎氏が「先住民族と先住権」、28日は北海道アイヌ協会副理事長兼千歳アイヌ協会会長の中村吉雄氏が「アイヌ文化と私」と題し講演。両日は大水槽前で「伝統芸能」の発表も行われる。

 両日の講演は午後1時30分から。伝統芸能発表は同2時30分から。

 講演会の参加希望者は水族館のHPから申し込めばよい。

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