今年度の北海道学校給食コンクールで最優秀賞に選ばれた平取町の平取小学校にこのほど、町中央公民館で日高教育局の小原直哉局長から表彰状が授与された。
コンクールは道教育委員会と公益財団法人北海道学校給食会が主催した。今年度のテーマは「コロナに負けるな!食べて応援道産食品」。地場産物を活用した特色ある給食の献立を栄養教諭、学校栄養職員、調理従事者で構成されるチームから募集した。
コンクールには6チームが応募。自校式の平取小と後志管内真狩村、宗谷管内猿払村、十勝管内陸別町の給食センターが2次審査に進出した。コロナ禍のため調理実習をやめ、オンライン会議システムの「ZOOM」を使ってプレゼンテーション形式で実施した。
献立は地場産物を食品数の50%以上使用することが要件。栄養教諭の島野めぐみさんと調理員の水谷明子さんによる平取小チームは、町内産のななつぼしを使用した「ムギライス」、びらとり和牛とトマト、トマトケチャップ、トマトジュースを使用した「ハヤシライス(ルー)」、キュウリの「フレンチサラダ」、牛乳のメニュー。学校による地域ぐるみの取り組みと食材の丁寧な組み合わせ、肉の取り扱いやサラダの二次汚染に配慮しながらの調理などの衛生管理が評価されて最優秀に選ばれた。
島野さんは「安心安全な新鮮食材を児童たちに食べてもらえればうれしい。今後もおいしい給食を作りたい」と喜びを話していた。

















