訪問歯科診療の取り組み学ぶ 医療介護連携センターがセミナー

訪問歯科診療の取り組み学ぶ 医療介護連携センターがセミナー
訪問歯科診療をテーマに開かれたオンラインセミナー

 とまこまい医療介護連携センターは24日、医療や介護、福祉関係者を対象に、在宅医療における訪問歯科診療がテーマのオンラインセミナーを開いた。苫小牧歯科医師会の阿部雅人会長が苫小牧市の現状や訪問診療の基礎知識、札幌市医師会の三木敏嗣東区支部長と札幌歯科医師会地域医療係の木本恵美子さんが、先行地域である札幌市内での取り組みについて講話した。

 阿部会長は、歯科診療所は外来診療が中心となることから、75歳以上の受診率が急速に低下し「要介護者の歯科ニーズは高いが実際の提供が少なく、需要と供給に差がある」と課題を挙げた。地域包括ケア体制を踏まえて、地域ごとに複数の歯科医療機関が連携し、グループで訪問診療をする体制整備など「他業種が理解し合い、連携していくことが重要」と訴えた。

 苫小牧歯科医師会の会員で厚生労働省が求める施設基準を満たす「在宅療養支援歯科診療所」は、苫小牧市に6カ所、白老町に2カ所、厚真町に1カ所あることも紹介した。

 三木支部長は、札幌市東区内の医療機関が中心となり、病院から診療所や在宅医療、介護への円滑な流れの構築を目指して設立された東区医療介護ネットワーク協議会の取り組みを紹介。木本さんは在宅医療や介護連携推進のための「多職種連携研修会」の実施件数や内容について伝え、「ベッド上の生活や終末期の生きがいは口につながっている」と高齢者の口腔ケアの重要性を強調した。

 苫小牧市医師会、苫小牧歯科医師会、市が共催。昨年11月、在宅医療に関するリーフレットを作成し、その一環で「食べることの大切さを知るきっかけづくりにしたい」とセミナーを企画した。

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