注目度アップ 高校魅力化コンソーシアム 運営委員会が成果報告 鵡川高

注目度アップ 高校魅力化コンソーシアム 運営委員会が成果報告 鵡川高
次年度に向けて展望を語った三村校長

 むかわ町や鵡川高校、関連団体でつくる「高校魅力化コンソーシアム」(会長、渋谷昌彦副町長)の第3回運営委員会が25日に開かれ、今年度の取り組みの成果を報告した。

 同校では、今年度から座学と企業内での実習を並行して行う職業訓練システムとして「デュアルシステム」を取り入れ、地域と共同して中長期的にわたる職業体験(インターンシップ)を実施。1、2年生の47人が昨年10~12月の期間、町内9事業所で計8回にわたって実習に臨んだ。

 高校魅力化を図る取り組みでは、町の産業や歴史、文化について学びを深める「むかわ学」を強力に推し進め、町内小中学校での実施率を100%に。さまざまな視点からアプローチし、学校ホームページの閲覧数は2倍以上になるなど注目度が上がった。

 来年度は町で鵡川、穂別高の生徒や町内在住で町外の高校に通う高校生対象の公設塾を開設し、進学や町の産業や歴史、文化について学びを深める探求学習の支援を検討。コンソーシアムを母体とした学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を設置する方向で現在道教育委員会に申請している。

 三村素道校長は「本校の生徒が本当の意味で社会で通用する人間になるよう、地域や多くの皆さんとの関わりの中で育てていきたい」とし、引き続きの協力を呼び掛けた。

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