チーム力高める 上村牧場 ボードゲームで社員研修 白老

チーム力高める 上村牧場 ボードゲームで社員研修 白老
企業研修でボードゲームを楽しむ上村牧場の社員

 白老町石山の上村牧場(上村篤正社長)が2月25、26日、ボードゲームなど遊びを取り入れた社員研修を行った。黒毛和牛の飼育や食肉加工、ファームレストランなど異なる職場の社員らが楽しみながら2日間の研修プログラムに参加し、社業発展へのチーム力を高めた。

 社員間の距離を縮めるゲーム活用の企業研修が注目を集め、導入する事業所が増えつつある。上村牧場もチームワークを強化に向けて同様の研修を企画した。

 研修プログラムは、ボードゲーム製作のDig―A―Doo(東京都)が組み立て、同社の遠山彬彦社長がコーディネーターとして運営。上村牧場の社員20人が三つのチームをつくって臨んだ。

 初日は、各チームでメンバーがそれぞれ「自分の好きなもの」を考えて発表し、伝える力を養った。2日目は会社の魅力を再発見するため、牧場内の好きな場所や光景を写真に収め、各チームごとに発表。印象に残った写真を全員で選んだ。また、刑事が犯人を追い掛けるボードゲームを各チームで行い、社員同士の仲間意識を深めた。

 最後に「社長会議ゲーム」と題し、自分が社長になった場合、どのような会社をつくるかについて意見を出し合い、社業発展の意欲を高めた。

 研修に参加した徳力遥佳さん(21)は、上村牧場が社台で運営するファームレストラン・ウエムラビヨンドのホールスタッフとして勤めており、「普段は接触のない各職場の社員とのコミュニケーションが図れて良かった」と喜んだ。

 研修の場には地元企業の経営者らも見学に訪れ、上村社長は「スタッフが楽しく働き、同じ目標に向かって行動する。その意識を高める効果的な研修となったのではないか」と話した。

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