安平町とヤマト運輸は1日、地域の活性化と住民サービスの向上を目的とした包括連携協定と災害時における物資の緊急・救援輸送等に関する協定を結んだ。役場総合庁舎で締結式が行われ、及川秀一郎町長と同社の北川淳也千歳主管支店長が協定書を交わした。
協定の主な内容は、日頃から配達業務などを通じた高齢者や独居高齢者、障害者の見守り活動や支援のほか、新型コロナウイルスによる新しい生活様式に合わせた消費者への対応など。災害時や災害発生の恐れがある時には対策活動に係る緊急・救援輸送等に協力する。
締結式で及川町長は「2年半前に胆振東部地震があって物資の輸送・拠点の重要性は身に染みて感じている。協力を得ることで町民に安全安心を届けたい」とあいさつ。北川支店長は「双方が持ち合わせる人的、物的情報を活用することで、より便利な生活向上サービスを届けることができる」と話し、「協定を通じてその先に何をするのか、何を得るのかを考えて一つでも形になるものをつくっていきたい」と意欲を示した。
同社における道内自治体との包括連携協定は安平町が38例目。胆振管内では6例目となり、胆振東部ではむかわ、厚真町が昨年までに協定を結んでいる。

















