冬のアウトドア楽しんで  「たき火カフェ」今月開催 白老

キャンプ場内のカエデから樹液を採取する大西社長

 白老町石山110のブウベツの森キャンプ場は、「たき火カフェ」と題した3月限定のイベントを企画し、6日から計6回開催する。たき火を囲み、カエデ樹液コーヒーなどを味わいながら冬のアウトドアを楽しんでもらう。コロナ禍による自粛生活でストレスを募らせる人も多い中、同キャンプ場は「林の中で心を和ませるひとときを過ごしてもらえれば」と言う。

 イベントでは、家族連れやグループなど来場者にたき火台とまきを無料で提供。メープルシロップの原料として知られるカエデ樹液を温めたホットメープル(350円)、樹液のコーヒー(450円)や紅茶(400円)、ウイスキーや焼酎のホットメープル割り(400円)といったドリンク類を販売し、たき火とホットドリンクで体と心を温めてもらう。

 たき火で焼くマシュマロ(6個で100円)やカステラ(同)、ウインナー(2本で150円)も用意し、冬のデイキャンプの楽しさを提供する。

 開催日は6、7、13、14、20、21日の土日で、時間は土曜日が午前10時から午後6時、日曜日が午前10時から午後3時。キャンプ場で当日直接、参加を申し込む。

 昨年7月にオープンした同キャンプ場は、地元の大西林業(大西潤二社長)が運営。2ヘクタールの林にテント20張りのフリーサイト、車の乗り入れ可能なオートサイト9区画を整備し、通年営業している。また、場内のカエデから採取した樹液100%ドリンク「カエデのトペンペ」も作っている。

 今回のイベント「たき火カフェ」は、樹液採取の作業時期に合わせて企画。大西社長は「たき火で心を癒やしながら、素朴な甘さのカエデ樹液の味を楽しんでほしい」と言う。2日には、地元の小学生ら約500人を招待するチケットを各学校に贈った。

 アウトドアブームを背景に同キャンプ場の経営は好調で、開業の昨年7月から12月末までに1650人が利用。キャンパーらが地元スーパーで食材を買い求めるなど経済波及効果も生んでおり、大西林業は今年、キャンプサイトを増設する計画。民族共生象徴空間(ウポポイ)内のショップで扱うカエデ樹液ドリンクも人気を呼び、今年は2000本作るほか、樹液を使ったクラフトビールの生産も検討しているという。

 イベントに関する問い合わせは同キャンプ場 携帯電話080(4044)3388。

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