苫小牧市は2日、2021年度に行う予定の総合防災訓練について、樽前山噴火を想定した新たな広域避難や、間仕切りテント設置など避難所運営の感染症対策を検証する考えを示した。
市議会の一般会計予算審査特別委員会(松井雅宏委員長)の総務費の質疑で明らかにした。
防災訓練は「防災の日」の9月1日前後の日曜日に開催予定で、新型コロナウイルスの感染状況を見極め参加人数や訓練会場を決定するとした。また、樽前山噴火時の避難計画に、火砕流の発生で強く影響を受ける覚生川(おぼっぷがわ)を境に東西で避難場所を分け、樽前地区の住民は白老町へ広域避難する考え方を盛り込む改定について、「実効性などを検証したい」とした。
また、新型コロナウイルスの流行を踏まえ、避難所運営に当たって「受け付けの感染症対策や590区画を確保している間仕切りテントの設置訓練なども行い、課題抽出につなげたい」とした。
この他、自主防災組織への活動助成金事業の活用実績の質問に対し、市は全71組織のうち19年度は37団体に98万2000円、20年度はコロナ禍の活動自粛の影響もあったが、27団体に77万円を助成したと報告。「予算額は10年前は30万円だったが、20年度は110万円、21年度も同様の額としており、地域の防災活動が活発化していると考えている」と説明した。
また、市危機管理室の担当職員に、地域の防災リーダー養成を目的とした防災士の有資格者がいないと改善を求められたのに対し、市は「人事異動を通じて、(防災意識が)市役所全体に浸透することも期待できる」と見解を述べ、防災士を同室に配置できるよう努めるとした。
















