青少年読書感想文全国コンクール 追分小2年の本多さん 文科大臣賞を受賞

青少年読書感想文全国コンクール 追分小2年の本多さん 文科大臣賞を受賞
青少年読書感想文全国コンクールで「文部科学大臣賞」に輝いた本多さん

 安平町の追分小学校2年の本多祐実香さん(8)がこのほど、第66回青少年読書感想文全国コンクール・小学校低学年の部で「文部科学大臣賞」を受賞した。全国各地から寄せられた総数200万を超える作品の中から選ばれた。「たくさんの人に読んでもらえて、とてもうれしい」と喜びを語った。

 全国学校図書館協議会などが主催する小中高校生を対象とした同コンクール。小学低・中・高学年と中学、高校の部門ごとに表彰があり、入賞者は全国で110人。本多さんは「内閣総理大臣賞」(最優秀賞)に次ぐ優秀賞に相当する。昨年度は優良賞となる「全国学校図書館協議会長賞」を受賞していて、2年連続の入賞となった。

 本多さんは、主催者が指定する課題図書「ながーい5ふん みじかい5ふん」(光村教育図書)を読み、「同じ5分でもいろんな感じ方がある」ことを改めて実感。2018年9月に発生した胆振東部地震や翌年2月にあった余震のことを思い出しながら書いた。

 未明に起きた大きな揺れで自宅内が散乱し、部屋の中を靴を履いて逃げ回った経験や長時間の停電―。「(激しい揺れは)わずか15秒の出来事だったが、すごく長く感じた」「朝が来るまでが長かった」。当時の複雑な心境などを文字にしては書き直す作業を30回ほど繰り返したという。

 普段から本に囲まれて生活し、1日2~3冊の本を読むほどの読書好き。現在はスタジオジブリ作品「魔女の宅急便」を読んでおり、来年度の応募に向けて張り切っている。

 本多さんは3日、町役場を訪れ、種田直章教育長に受賞を報告した。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る