日高高卒業生 10人にエール 日高町産業学習制度修了証書授与式

日高高卒業生 10人にエール 日高町産業学習制度修了証書授与式
産業学習制度の修了証書が手渡された

 日高町産業学習制度の第28回修了証書授与式が1日、日高国際スキー場で行われた。日高高校(谷尊仁校長)を卒業する3年生10人に修了証書が手渡された。

 同制度は自然環境と地域資源を活用した取り組み。1990年度から町と日高高校が連携して行っている。昼間は地域の産業学習やアウトドア活動、冬場はスキーのインストラクターを目指しての4時間のスキー特訓を重ね、夜間は4時間の勉学に励む。夜間定時制を3年で卒業できる仕組みだ。

 修了生は札幌市、道外は東京、神奈川、茨城、埼玉、静岡、兵庫県出身の10人。スキー級別テスト1級などの資格を取得し、出身地などの大学への進学、就職の進路を決めている。

 修了式はスキー場の特設会場で行われた。来賓や父母、関係者約60人が見守る中、修了生が白銀のゲレンデにシュプールを描いて入場。町教育委員会の津田俊哉教育委員が一人ひとりに修了証書を手渡した。

 武田啓嗣教育長は「慣れない環境にめげず頑張った3年間の貴重な体験を今後の人生の糧として生かして」と修了生へ激励のエールを送った。

 修了生代表の田中俊悟さん(札幌市)は「人として大きく成長させてくれた寮生活は貴重な体験だった。親切な町の皆さんありがとう」と万感の思いを込めて答辞を述べた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る