苫市教委 学校適応指導教室を北栄町に開設へ、増える不登校対策

苫市教委 学校適応指導教室を北栄町に開設へ、増える不登校対策

 苫小牧市教育委員会は8日、不登校対策の一環で2021年度、沼ノ端交流センター(北栄町)内に学校適応指導教室を開設する方針を示した。市内の小中学校1校ずつをモデル校に指定。不登校対策の調査研究を2カ年かけて進め、効果的な対応を探る考えも明らかにした。

 同日の市議会一般会計予算審査特別委員会(松井雅宏委員長)の教育費の質疑で、越川慶一氏(改革フォーラム)と竹田秀泰氏(新緑)への答弁。

 不登校は病気や経済的な事情などとは別の理由で年間30日以上欠席するケースで、市内では増加傾向。市教委によると、19年度の不登校は小学校で前年度比35人増の117人、中学校で同65人増の248人となっている。

 市が今年度中に策定する「不登校対策プラン」案では、対策を▽未然防止▽初期対応▽自立支援―の三つの段階別に取りまとめ、21年度の新たな施策も提示した。

 学校適応指導教室はすでにある市教育・福祉センター内(本幸町)の「あおば学級」に加え、沼ノ端交流センター内に「トピリカ学級」の名称で新設する。あおば学級と同様に教員免許を持つ専任指導員のサポートを受けながら学習に励み、集団への適応や学校生活への復帰も目指す。

 不登校対策のモデル校は同じ中学校区内で小学校と中学校を各1校指定。それぞれに支援員1人を配置する方針。支援員は教員免許を持つ人材とし、担任業務の支援をはじめ、家庭との連携や別室登校の児童生徒の支援、保護者からの相談業務を担う。不登校対策に関連する調査研究も行う。

 市教委は一連の対策を検証しながら、「児童生徒に必要な支援の拡大に努める」と強調した。

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