カジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐり、道が来年4月までの期間の申請見送りを表明した問題で、苫小牧市の岩倉博文市長は9日、市議会で心境を語った。「最初に(申請した都府県から)3カ所が決まれば、7年後に北海道に数千億円の投資をしようとするIR事業者は見込めない」としながらも、「国際リゾート構想は成長戦略としてのチャレンジだから、その旗は降ろさない」と挑戦を諦めない姿勢を示した。
岩倉市長は新型コロナウイルス感染の収束時期が不明なことに触れ、「今回1カ所だけ決まって、あとの2カ所については少し時差が出るかもしれない。あるいは2カ所決めて、1カ所に時差が出るかもしれない」と望みをつなぎ、「道が『北海道らしいIR』のコンセプト構築に向けた作業をすると言っているのだから、市が培ったノウハウで協力できることは協力したい」と鈴木直道知事に伝えたことを報告した。
小野寺幸恵氏(共産)が「3カ所が決まった場合は、7年後を見通したチャレンジはしないと理解して良いのか」と尋ねたのに対しては、「非常に可能性が低くなる。IRそのものが北海道に実現しないということになってしまう」と半ば認めながらも「断定的に見ないでいただきたい」と強調。「その場合でも(新千歳空港と苫小牧港の)ダブルポートを生かしたまちづくり、臨空、臨海ゾーンをどうしていくかは苫小牧にとってはエンドレスのテーマ。チャレンジをしっかりとやっていきたい」と力を込めた。
















