苫小牧市しらかば町の住宅建設現場で2月12日に起きた爆発火災をめぐり、前日の11日に地域住民からガス漏れの通報を受けた苫小牧ガスが市消防本部に連絡していなかったことが分かった。10日の市議会総務委員会(越川慶一委員長)で、小山征三氏(民主クラブ)の質問に同本部が答えた。
市消防本部と苫小牧ガスとの間ではガス漏れ事故の発生もしくは恐れがある場合に連絡、通報し合う申し合わせがあったが、同本部は「(同社が)ガスの臭気および漏えいについての危険性を過小評価し、社内規定にある消防への協力要請がうまく運用できなかった、と聞いている」と説明した。
全焼した建設中の住宅はオール電化で、ガス供給の予定がなかったことも報告された。現在、苫小牧署で火災原因を捜査しているが、寺島正吉消防長は「ガス事業者の危険意識の甘さがあったものと言わざるを得ない。ガス事業者として原因究明に取り組み、市民の安心安全を第一に全力を挙げ、再発防止策を講じていただきたい」と求めた。
火災は2月12日午前8時20分ごろ発生し、男性2人がやけどなどで病院に搬送された。その後、苫小牧ガスは北海道ガスと合同で市内全域の埋設ガス管の調査を進め、異常は見つからなかったとしている。
















