苫小牧市は11日、苫小牧港と新千歳空港を抱える「ダブルポート」のまちの特性を生かした成長戦略を盛り込んだ「都市再生コンセプトプラン概要版」(案)を市議会総合開発特別委員会(竹田秀泰委員長)で示した。岩倉博文市長は人口減少と高齢化が同時進行する時代を踏まえ、「まちづくりの戦略を市民に示すことが大事だと考えた」と狙いを説明した。
同案は▽中心市街地再生▽苫小牧港・西港のウオーターフロント地域の機能強化▽次世代産業との連動―を柱に、まちの魅力向上や交流人口の増加を目指す内容。10年程度先を見据えた中期的な視点で、まちづくりを検討する上での”たたき台”として位置付ける。JR苫小牧駅前やキラキラ公園に関しては、著名な建築家隈研吾氏の事務所が作製した「歩きたくなるまち」のイメージ図も示した。
特別委では、これまで苫小牧駅南口の旧商業施設「駅前プラザエガオ」をめぐる訴訟を理由に駅前再整備の計画策定に慎重だった点を問われ、市の担当者は「(エガオビル跡地などの)具体的な再整備の考え方を示したのではない。駅前から海に向かう動線をイメージパースとして表現したもの」と理解を求めた。
建設関連の投資額を138億円とする試算を示した点についても、担当者は「大まかなつかみの数値。市が直接すべてを負担するのではなく、民間投資が基本」と強調。今後、具体的な議論を促していく意図があることを説明した。
















