駅前を緑化 脱炭素モデルに 隈研吾氏

駅前を緑化 脱炭素モデルに 隈研吾氏
苫小牧の可能性を語る隈研吾氏

 苫小牧市の「都市再生コンセプトプラン」の策定にも携わった隈研吾氏の15日の発言要旨は次の通り。

 苫小牧にはポテンシャルがものすごくある。(苫小牧港と新千歳空港の)ダブルポートがあり、移動の利便性も優れている。苫小牧中央インターチェンジの開通で、距離感が全く変わった。米国で「一番住みたいまち」と言われるポートランドと比べても、苫小牧の資質は見劣りはしない。

 自動車に頼らない「コンパクトシティー」を考えたときに駅前をどうするかは重要なテーマ。苫小牧の駅前は寂しすぎる。そこで駅前を通る道路を緑化し、公園にできないかと考えた。駅から海まで測ると1・5キロで、歩いて行くのに快適な距離だった。緑道化でイベントに使えるし、脱炭素社会のいいモデルになる。道路の公園化の先駆けは米国・ニューヨークのタイムズスクエア。不便になると反対もあったが、結局、人が増え、税収も上がり、世界のモデルになった。

 キラキラ公園も地形的に恵まれた場所。フィンランドでコンパクトシティーの成功例に挙がるヘルシンキと立地的にそっくり。少し手を加えれば、野外劇場的に使えると思った。

 まちづくりはみんなでやっていく感じがないと先に進まない。工業都市から変身し、イメージを上げたまちは世界にはあり、スペインのバルセロナもそうだ。苫小牧も新しい変身のモデルとして見に行きたい、と思われるまちになれる可能性をすごく持っている。

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