景況感さらに悪化 道内企業 1~3月期 6期連続マイナス 道財務局調べ

景況感さらに悪化 道内企業 1~3月期 6期連続マイナス 道財務局調べ

 北海道財務局は、1~3月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内全産業の景況判断指数(BSI)は、前期(昨年10~12月期)から20・5ポイント下降し、マイナス26・8だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、6期連続のマイナス水準で、1~3月期としては過去3番目に低い数値となった。

 BSIは、景況感が「上昇した」と回答した企業の割合から、「下降した」とみる企業の割合を引いた値。2月15日を調査地点に、資本金1000万円以上の道内企業478社を対象に調査。422社から回答を得た(回答率88・3%)。

 業種別では、製造業が前期比32・3ポイント下降してマイナス27・1となり、2期ぶりにマイナスに転じた。内訳は11業種中、8業種で下落。鉄鋼業が改善し、生産用機械器具と情報通信機械器具の2業種が横ばいだった。特に食料品は前期から60・8ポイントの大幅な下落となり、マイナス47・8に。企業からは「感染症の影響による飲料、菓子、土産品需要の減少に伴い原材料生産が減少している」「感染症の影響や季節要因による需要の減少のほか、重油など燃料価格の上昇に伴いコストがかさんできている」との声が上がっている。

 一方、非製造業も前期比17・1ポイント下落し、マイナス26・7に。6期連続でマイナス水準となった。前期はプラス水準だった電気・ガス・水道業、運輸業・郵便業、リース業、娯楽業、医療・福祉業、金融・保険業の6業種を含め、全18業種がマイナス水準に。特に宿泊業・飲食サービス業は、前期から50ポイントも下降してマイナス78・6に悪化した。企業からは「一部の宿泊施設を休館しており、昨年5月の緊急事態宣言時よりも厳しい状況」(宿泊業)、「売り上げが前年の3割程度と大きく減少。ホールスタッフを半分に絞り、閉店時刻も早めている」(飲食サービス業)など深刻な現状が指摘されている。

 企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)がマイナス2・6、中堅企業(同1億円以上10億円未満)がマイナス29・0となり、共に3期ぶりにマイナス水準に転じた。中小企業(同1000万円以上1億円未満)はマイナス33・8で、6期連続でマイナス水準となった。

 全産業の4~6月期の先行き判断は、ワクチンや感染症沈静化への期待などから、マイナス0・7の予測で、マイナス幅が縮小する見通しだ。

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