ウトナイ湖サンクチュアリ(苫小牧市植苗)主催の「あかつきに雁(がん)を見る会」が14日午前5時から、ネイチャーセンター近くのウトナイ湖湖岸で催された。地元苫小牧のほか札幌、東京などから親子連れなど14人が参加し、善浪めぐみレンジャーらの解説を聞きながら、湖面から飛び立つガンの群れを眺め、鳴き交わす声に耳を傾けた。
この日カウントされたガンの数は5万9400羽。ほとんどがマガンで、わずかにヒシクイが交じる。湖東側の美々川流入部と西側の勇払川流入部の氷が張らない広い水面で羽を休めており、夜明け近くからにぎやかに鳴き始めた。夜が明けると、数十羽単位で飛び立ち始め、湖の上を旋回し、鳴き交わしながら餌場の鵡川や厚真方面へと編隊を組んで飛び去った。
あいにくの曇天で、晴天の日のように数千羽が一斉に飛び立つ風景にはならなかったが、参加者は望遠鏡や双眼鏡で湖面に群れるガンの群れを見ながら「じゅうたんのようになってたくさんいる」「ほら、飛び立ったよ」と感激の声を上げていた。
善浪レンジャーはウトナイ湖がラムサール条約登録湿地になっていることにも触れ「湿地は水害などの災害から守ってくれる保水力も持っている大切な自然」と説明。日本野鳥の会苫小牧支部の鷲田善幸支部長は「ガンがこれほどたくさん集結する場所はそうあるものではない」と苫小牧とウトナイ湖の魅力を語った。
















