過去最少 安平山スキー場 今季利用者2万3243人

過去最少 安平山スキー場 今季利用者2万3243人
雪不足で営業日数が少なかった今季の安平山スキー場

 今月10日に今季の営業を終了した安平山スキー場(安平町追分豊栄)のシーズン利用者が2万人台にとどまり、1989年の開設以来、過去最少になった。スキー場を管理する町教育委員会がまとめた今年度の利用者数は延べ2万3243人(リフトの利用者換算)。これまで最少だった昨年度よりも1万人ほど少なかった。

 町教委によると、条例で定められている同スキー場のオープンは12月20日。今季は例年以上の雪不足や気温上昇による降雨などに見舞われ、過去20年で最も遅い2月6日にようやくオープンした。

 その後もコースコンディション不良による途中の臨時休業を挟むなどしたため、営業日数は昨季よりも8日少ない26日間。1994年度の17日間に次ぐ2番目に短い日数にとどまったという。

 さらに今季は、深刻な雪不足によりナイター営業(午後4~9時)を1日もできない異常事態に陥ったことが利用者減に拍車を掛けた。これらの要因が重なり、延べ利用者数は昨季比で1万1328人少なかった。

 町教委の担当者は「営業日数が短かったこともあるが、ナイター営業ができなかったのが一番の要因」と説明している。

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