札幌市の秋元克広市長は19日記者会見し、感染力が強い新型コロナウイルスの変異株のクラスター(感染者集団)発生を受け、変異株の監視体制強化と積極的にPCR検査を実施していく方針を明らかにした。
市長は10代、20代と70代の感染者が増加し、「18日までに道の警戒ステージ3に近づき、感染経路を追えない割合も増えている」と指摘。10代は部活動、20代は友人との会食、高齢者は集会などへの参加が感染の要因と考えられ、今後、家庭内や個人活動での感染拡大を懸念。市民に改めて3密回避とマスク着用などによる感染対策の徹底を呼び掛けた。
その上で、市として変異株の監視体制を強化し、16日から採取可能な陽性検体を原則すべて変異株PCR検査を実施しており、今後も陽性者全体の7割程度の検査を目指す考えを示した。
重症化リスクの恐れが高い医療機関や高齢者施設などでは積極的にPCR検査を実施してクラスターを未然防止するほか、急性期病院の病床の確保策として回復者を後方支援病院に、症状は軽いが介護が必要な高齢者は療養病院の協力を求め、医療体制全体で役割分担して病床を増やす入院体制を目指す。
食品関連会社の集会で発生した2件の変異株クラスターについて「参加した高齢者から聞き取り中。関連性は確認できていない」と調査を継続する意向を示し、変異株の市中感染の可能性には「幅広に考えていかなければならない。状況把握に努める」とした。
















