苫小牧市の市立保育園、みその保育園(山村美智子園長)=美園町3=としみず保育園(長屋恭子園長)=清水町2=が4月に統合し、新園舎(美園町4)で「みその保育園」として再スタートする。同じく市立のひまわり保育園(五十嵐直美園長)=高砂町2=は同月、学校法人ふたば学園への民間移譲で認定こども園化する苫小牧ふたば幼稚園(亀井和夫園長)=王子町1=に集約され、68年の歴史に幕を下ろす。
みその、しみず両保育園の統合は、築50年前後が経過した各園舎の老朽化対策や休日・一時保育など子育て支援事業の充実、維持管理コストのスリム化などが狙い。新園舎は木造平屋建て、延べ床面積約1020平方メートルで、昨年10月に美園小学校の北側に完成した。新園舎の入所定員は130人に上る。
1974年、鉄北地区の人口増加を受けて、現地に開園したしみず保育園。長屋園長は「近隣のマーガレット幼稚園や清水小、開成中などと交流させてもらった。自然豊かな緑ケ丘公園も近く、保育に恵まれた環境だった」と語る。
47年間続いた園名に終止符を打つことになり、関係者はなじみのある名前や園舎との別れを惜しむ。
一方、新園舎では市内の保育施設、認定こども園を利用する子どもの休日保育や1日10人程度の一時保育などを新たに始める予定で、「新しい園舎が建つのは非常に喜ばしい」と歓迎。園児らは「ぱんだ」や「らいおん」などの動物名が付けられた新しいクラスでの活動を楽しみにしているという。
ひまわり保育園は53年に開園。57年、当時としてはモダンな円形の園舎が現地に建てられ、61年5月には昭和天皇・皇后両陛下が視察するなど豊かな歴史を持つ。改築で74年に5階建て市営住宅が建設され翌75年から同住宅1階部分が保育園となり、今に至る。
約8年間の勤務経験を持つ前園長の宮下昌代さん(61)は「数え切れないほどの思い出があり、名残惜しさでいっぱい。新しい園でも、ひまわりの子どもたちを精いっぱいかわいがってほしい」と話す。
市こども育成課によると、統合後、みその、しみず両園の現園舎については公共施設などとしての再利用も視野に活用方法を検討する。ひまわり保育園が入る市営住宅は21年度に解体される予定だ。





















