苫漁協  今季のスケトウダラ漁終わる 量、金額共に前年上回る、昨年末以降上向く

苫漁協  今季のスケトウダラ漁終わる 量、金額共に前年上回る、昨年末以降上向く
昨年12月から水揚げが増加に転じたスケトウダラ=昨年12月、苫小牧港・西港漁港区

 苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)による今年度のスケトウダラ刺し網漁が終漁した。漁獲量は、前年度比9%増の1743トン。当初は著しい不漁傾向だったが、昨年12月から漁獲が上向き、前年度に比べて漁期も長かった。ただ、2017年度以降は年間2000トンを下回り続けており、関係者は「来季こそ本格的に回復してほしい」と願う。

 苫小牧漁協がまとめた速報値。漁期は10月から翌年3月で、今季は昨年10月2日に水揚げを始め、今月15日で漁を終えた。

 漁獲高は税抜き1億5702万円で、前年度比6・5%増。1キロ当たりの平均単価は90円で同2円減となった。

 今季の出だしは極端に低調。昨年10月は82トン、同11月は271トンと、直近10年間で最低だった前年度をも下回った。同年12月から増加に転じ、年明けは回復基調。今年1月は540トンで、前年度比277・9%増となった。昨季は不振で2月に漁を打ち切ったが、今季は3月も取れ続けた。

 同漁協の担当者は「今季は年明けも取れた。例年よりも小ぶりだったが量、金額とも前年を上回ることができた」とほっと胸をなで下ろす。

 ただ、道立総合研究機構函館水産試験場の調査は、近年にない資源回復を見込んでいたが、4年連続で年間2000トン割れ。「良い時に比べるとまだまだ。スケトウダラは柱の一つなので、もっと回復してほしい」と話した。

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