市美術博物館が事業計画まとめる 7月末から全国の貴重な出土品集める特別展、「コイノボリ大火」「ウトナイ湖」の企画展も

市美術博物館が事業計画まとめる 7月末から全国の貴重な出土品集める特別展、「コイノボリ大火」「ウトナイ湖」の企画展も

 苫小牧市美術博物館は、2021年度の特別展や企画展などの事業計画をまとめた。特別展は7月末からの約1カ月半、全国各地の発掘調査で見つかった貴重な出土品を集めた「発掘された日本列島2021」。企画展は今年、発生から100年を迎えるコイノボリ大火や、ラムサール条約登録から30年を迎えるウトナイ湖に焦点を当てた展示を予定している。

 特別展「発掘された日本列島2021」は、文化庁による巡回展の一環。国内では毎年9000件を超える発掘調査が実施されており、巡回展ではその中でも注目すべき新発見の出土品を集めて各地で展示する。同館でも縄文時代から近代にかけての発掘資料約600点を展示するほか、国指定史跡の静川遺跡の環壕(かんごう)なども紹介する考えだ。

 企画展は三つを計画している。4月末~7月上旬は「コイノボリ大火と苫小牧消防史」と題した展示を予定。1921(大正10)年に発生した市街地一帯を焼き尽くした大火災と、その後の苫小牧の消防制度の変遷、まちの発展の歴史を紹介し、近年頻発する災害への向き合い方を考える内容となる。

 10月上旬から約2カ月間は、ウトナイ湖の自然環境の変化や最新の自然調査結果、保全活動を紹介する展示企画を行う。2022年1月中旬~3月中旬は、胆振や日高ゆかりの現代作家の作品を集めた「NITTAN ART FILE4 土地の記憶」を開催する予定だ。

 このほか、中庭スペースを活用した中庭展示や収蔵する書道作品や絵画作品などを並べる収蔵品展も計画している。

 武田正哉館長は「新年度も多くの人たちに喜んでいただけるような展示企画を計画した。特別展は苫小牧ではなかなか見られない貴重な資料ばかりなので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。

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