市、防災無線の試験放送 デジタル化「雑音少ない」

市、防災無線の試験放送 デジタル化「雑音少ない」
屋外スピーカーと戸別受信機の聞こえ具合を確かめる沼ノ端中央町内会の役員

 4月1日から防災行政無線の通信方式をデジタル化する苫小牧市は24日、市内全域に設置した屋外スピーカーと新型の戸別受信機を使った試験放送を実施した。不慣れな戸別受信機の操作などに戸惑う市民も多くこの日、市には約100件の問い合わせが寄せられた。

 午後2時、市内127カ所に設置された屋外スピーカーや要支援者をはじめとする地域住民向けに計1万台を貸与された戸別受信機を通して「こちらは防災とまこまいです。これは防災無線の試験放送です」という音声が流れた。

 沼ノ端中央町内会では総務副部長の長尾章三さん(79)、交通安全部長の河野廣さん(77)、防災部長の笹嶋正春さん(73)が長尾さん宅に集まり、屋外スピーカーや戸別受信機の聞こえ具合をチェックした。

 長尾さんは「(アナログ方式の)防災ラジオに比べ雑音が少ない」と満足そう。河野さんも「防災無線の聞きやすさは緊急時の動きにも関わる。聞きやすくなってよかった」と話した。

 戸別受信機を持参した笹嶋さんは「取り付けも簡単で分かりやすい」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 この日、市に寄せられた問い合わせは戸別受信機の操作方法に関する内容から、屋外スピーカーの音に対する「うるさい」「聞こえない」といった苦情までさまざま。市危機管理室は「スピーカーの音を調整するなど引き続き、改善に取り組みたい」としている。

 戸別受信機の試験放送は26、29、30、31の各日正午にも予定されている。

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