しずない桜まつり今年は開催 4月30日~5月5日

しずない桜まつり今年は開催 4月30日~5月5日
昨年の二十間道路の桜

 しずない桜まつり実行委員会(委員長・大野克之新ひだか町長)がこのほど、町役場静内庁舎で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大防止を最優先に、規模を縮小しながら二十間道路桜並木での「第58回しずない桜まつり」を開催することを決めた。期間は4月30日から5月5日までの6日間。

 大正初期に近隣の山々からエゾヤマザクラなどを植樹した静内田原の桜並木は、幅二十間、直線約7キロに約3000本のサクラが咲き誇る。「さくら名所100選」「日本の道百選」「北海道遺産」にも選定され、全国に知られるサクラの名所。

 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、毎年実施していた花のトンネルのイベント広場での各種イベントや物販、龍雲閣の一般公開、新ひだかイベント出店組合によるお土産広場、JR静内駅前―二十間道路の臨時バス運行などすべてを中止。来場も規制した。並木のエゾヤマザクラは4月30日に開花し、5月4日に満開。期間中の入り込み客数は、花見自粛の呼び掛けにより前年の14万5900人から1万9322人と大幅に減少した。

 今年も開催はするものの、二十間道路での飲食禁止、イベント広場内の一方通行、お土産広場での飲食をなくしテークアウトに限定、龍雲閣の公開中止などを確認した。実行委は「マスクを着用して静かに、散策を中心にきれいなサクラを楽しんでほしい」と話している。

 今年のサクラ前線は全国的に平年より早いペースで進んでおり、民間気象会社の23日の予想では、二十間道路の開花は4月29日となっている。

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