安平町追分小学校6年の藤森大智君(12)が描いた巨大アートの展示会が28日、同町追分地区のコミュニティスペース「ENTRANCE(エントランス)」で始まった。テーマは「変化と進化」。物質が交わることで生まれるさまざまな変化や違いを芸術にした。藤森君は作品を通じて、「絵は無限大。絵の見方を変えるきっかけにしてほしい」と話している。
絵画は縦90センチ、幅180センチのベニヤ板を使用。下地を塗った後、絵の具を使って、さまざまな色を混ぜ合わせることで生まれる調和や協調性などを表現した。材料を含む製作費などは、自分のやりたいことをプレゼンテーションする「ABIRA Talks(アビラトークス)」で必要経費に係る支援を呼び掛け、9200円を調達。2月中旬からおよそ1カ月かけて作品を仕上げた。
28日にエントランスで作品のお披露目発表会があり、来場者から「圧倒された」「吸い込まれていくような感覚」といった声が聞かれた。藤森君は「どういう感じで描きたいかを模索し、モダンな感じに仕上がった。現段階では100%の出来」と言い、今後も絵を通じて「さらに創造力と発想力を伸ばしていきたい」と希望を語った。
作品は4月11日までエントランスで展示している。

















