28日、苫小牧市若草町の白鳥王子アイスアリーナで実業団チームとしての最終戦に臨み、横浜グリッツに9対0で完勝した「王子イーグルス」。来季からはクラブチーム「レッドイーグルス北海道」として再出発。「王子」のチーム名への愛着を口にするファンも少なくないが、「これからも応援していく」などと新チームへの期待を募らせている。
会場の電光掲示板は通常、チーム名を「EAGLES」と表記するが、同日は施設管理者の計らいで「OJI」に。新型コロナウイルス対策で太鼓の使用や大声を出す応援が制限される中でも、横浜相手に圧倒的な強さを見せつけ次々とゴールを決める王子に、地元ファンの拍手が何度も鳴り響いた。
自らもアイスホッケーに取り組む、苫小牧北星小3年の小柳旭君(9)は「王子は憧れのチームで、何度も家族と試合を見に来た。手を振るといつも選手が応えてくれ、優しさも感じていた」と言う。
「今年はコロナもあってなかなか応援に来られなかったが、最後の試合を見られてよかった」と語るのは、王子の赤いユニフォーム姿で試合を見守った北栄町の松本基秀さん(66)。「クラブチーム化でどうなっていくのか分からないことも多いが、引き続き応援する」と力を込めた。
家族と一緒に最終戦を観戦した豊川町の福澤知子さん(38)は20年以上の王子ファン。「娘2人もアイスホッケーをしている。王子の名前が無くなるのは正直寂しいが、いつまでも子どもたちの憧れるチームであってほしい」と願った。
「95年間たくさんの夢と感動をありがとう」などと記した横断幕を試合終了後に掲げた、王子イーグルスプロジェクトサポーターの植村郁子団長は「感動的な試合をたくさん見せてもらった。新しいチームになっても、一生懸命に応援したい」と述べた。
苫小牧アイスホッケー連盟の岩倉圭彦会長は「名前は変わってもチームは存続してくれる。寂しさよりも、新たな門出を祝福したい」と話す。
王子イーグルス後援会の伊部廣明会長は「最後まで選手たちは一生懸命戦ってくれた。クラブ化してよかったと思われる素晴らしいチームになってほしい」と語る。後援会は31日で解散し、今後はチームと話し合いながら、支援方法を模索していくという。
岩倉博文市長「支援したい」
一抹の寂しさと、新たなチームへの期待が入り交じった複雑な思い。よくここまで頑張ってくれた。道民を挙げて応援してもらえるようなクラブチームになるよう市としてもできる限りの支援をしたい。
















