新型コロナウイルス感染拡大による旅行需要の激減を受け、近畿日本ツーリスト苫小牧支店(苫小牧市若草町)は4月末で個人旅行の店頭営業を終了することを決め、1日付で従業員を11人から6人に縮小した。2020年度の売り上げは前年度比約8割減だったといい、藤原正則支店長は「今後は旅行予約のオンライン化も加速しそう。残念だが、カウンターを閉めざるを得ない」と話している。
旅行大手KNT―CTホールディングス(東京)は近畿日本ツーリストの個人旅行店で、希望退職を募って事業を縮小するなど「構造改革」を進めている。苫小牧は1980年1月に営業所を開設して以来、40年以上にわたって個人・団体旅行の予約に利用されてきたが、コロナ下で売り上げが急減していた。
国が緊急事態宣言を出した昨年4~5月、苫小牧支店もキャンセルによる払い戻しが相次ぎ、月別売り上げがマイナスになったことも。ツアー旅行などのパンフレットも店頭からなくなり、ウェブ予約が浸透した。
藤原支店長は「カウンターでやり取りして予約するのも旅行の醍醐味(だいごみ)の一つ。今も『コロナが落ち着いたら相談したい』と足を運んでくれる方もいる」と強調しつつ「旅行形態も大きく変わり、心苦しいが閉めないといけなくなった。これまでの感謝と申し訳ない気持ちでいっぱい」と話している。
同支店は5月以降、団体旅行専門店となる。
















