新ひだか町が昨年開いた「アイヌ刺しゅう講座」の受講生の作品が11日まで、同町博物館特別展示室で展示されている。
町は2020年度イオル再生事業で、昨年7月から2月までアイヌ刺しゅう講座(初級編と中級編)を開講した。
町博物館では受講者22人が作成したマイタレ(前掛け)を展示した。同じ型紙から作り出したとは思えない個性的な作品が並んでいる。
講座ではアイヌ刺しゅうの基礎として、オホ(チェーンステッチ)とイカラリ(コードステッチ)、アイウシ(模様)などを組み合わせたステッチを刺し子糸を使って手掛けた。
講座を企画したアイヌ刺しゅうサークル「イカラカラの会」事務局の菊地美恵子さんは「展示作品を見てもらい、アイヌ文化に興味を持つきっかけになれば」と話している。
展示は午前10時~午後6時。休館は月曜日と祝日の翌日。入場無料。問い合わせは新ひだか町博物館 電話0146(42)0394。

















