苫小牧市は今月、双子や三つ子などの多胎児を持つ保護者を支援する「多胎産後サポート事業」をスタートさせた。1日以降に多胎児を出産し、支援を希望する市民に利用証を交付。市が委託する児童福祉事業所の支援員が保護者の希望日時に自宅を訪問し、育児や家事の支援などを行う。
1人を出産、養育する場合に比べて産後の孤立感や負担感が大きく、外出困難などの問題も抱えやすい多胎児出産。市健康支援課によると、市内では2014年から20年までに毎年6~20組、年平均13組の多胎児が誕生している。
厚生労働省が20年度に多胎家庭への支援を開始する中、市も児童福祉事業所などとの連携を強化する。
多胎産後サポート事業は、市の産後ケア事業の一環。支援内容は▽粉ミルクの調合をはじめとする授乳手伝い、哺乳瓶の洗浄、離乳食の介助など食事支援▽おむつ交換、着替えの手伝いなど入浴介助▽簡単な調理や配膳(はいぜん)、片付けなどの食事支援▽衣類の洗濯や簡単な清掃、布団干し、ごみ出しなどの家事支援▽買い物や通院の補助といった付き添い支援など多岐にわたる。
サポートは1回当たり最大2時間で、利用料は500円。1家庭最大20回まで利用できる。期限は産後1年間。
市の21年度予算82万3000円のうち、国が半額を補助する。
先月下旬には、市役所第二庁舎で事業所向け研修会を開き、同課の保健師らが、事業内容を説明した。
4月からは助産師が産後の体調変化や育児不安などの相談を有償で受ける産後ケア事業の利用対象も、産後4カ月未満から同7カ月未満に拡大している。
















