苫小牧市は「将来にわたり持続可能な公共交通ネットワークの形成」を基本理念に、2021~25年度の地域公共交通計画案を策定した。バス路線の段階的な再編を盛り込み、その利用・収支状況を見ながら予約制のデマンドバスの運行形態を考えるとしている。市のホームページで公開し、28日まで市民の意見を募集している。
計画案では公共交通別の将来像を提示し、市内移動の主たる交通機関と定めた路線バスは、一定水準のサービス確保を前提に「将来的なバス路線網再編に向けバス事業者などと協議し、段階的に路線再編を行っていく」とした。
バス路線網の再編はおおむね31年以降を見据え、苫小牧駅を起点に市街地を東西に貫く「東西基幹軸」と、それを補完する「支線」で郊外団地や港を結び、乗り継ぎ環境改善の必要性も盛り込んだ。23年度までに事業者との協議で再編路線を絞り、24年度から段階的な再編の検討を視野に入れている。
デマンドバスは現状の体制を維持し、今後の路線バスの利用・収支状況を踏まえ、「地域の実態に合った運行形態への見直しを調査、研究する」考え。
鉄道は「都市間の広域移動だけでなく、市内移動についても主要な公共交通機関としての役割」を重視。タクシーは、鉄道や路線バスでは難しい利用者ニーズに応じた移動サービスとして継続を目指すとした。
また▽JR苫小牧駅の駅前広場と周辺の一体的な再整備▽商業施設の中など屋内バス待合整備▽新たな自動車による移動サービスの調査研究▽乗り継ぎ割引導入▽バス運行情報をリアルタイムで確認できるバスロケーションシステム導入・利用促進―など全27施策を盛り込んだ。
25年度までの10指標の目標値も設定。例えば、路線バスの路線補助額は19年度の5619万円を維持する他、市内公共交通の満足度を46・4%(16年度)から51・4%に、他都市への乗り継ぎの満足度は62・1%(同)から67・1%にそれぞれ引き上げる―などとした。
市役所や各コミュニティセンター、ココトマなどでも閲覧と意見提出ができる。問い合わせはまちづくり推進課 電話0144(84)4071。
















