東京商工リサーチ北海道支社は、2020年度(20年4月~21年3月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年度比19・8%(41件)減の166件で、負債総額は47・4%(177億6100万円)減の197億900万円。件数、負債とも現在と同一基準で倒産集計を開始した1971年度以降で、最少となった。一方、新型コロナウイルス関連倒産は52件発生した。
地域別では、札幌市が全体の4割を占めて67件で最多。これに旭川市(9件)、苫小牧市と釧路市(各6件)、北見市(5件)が続いた。
原因別では、不況型の「販売不振」(125件)が全体の75・3%を占めた。この他、「放漫経営」が12件、「既往のシワ寄せ」が11件、「偶発的原因」が10件だった。
業種別では、「サービス・他」が59件で最多。以下、「小売業」(25件)、「建設業」(23件)、「卸売業」(19件)の順。
倒産の形態では、「破産」が148件で全体の9割近くを占めた。
同支社では「感染拡大で道内企業は甚大な影響を受けているが、各種コロナ支援策が奏功し、倒産発生は抑制されている」としながらも、「いまだ感染拡大の収束が見通せず、長期化により、その影響は幅広い業種に及んでおり、既存のビジネスモデルは刻一刻と劣化している」と指摘。今後は「息切れ倒産が押し上げながら、倒産件数が増勢へ転じる可能性が高まっている」と警鐘を鳴らしている。
















