新型コロナウイルスが収束しないため、浦河観光協会は主催する今年の「優駿の里浦河桜まつり」を中止したが、同町西舎(にしちゃ)のJRA日高育成牧場敷地の山の中腹にある道内最大級のエゾヤマザクラ「うらかわオバケ桜」は一般公開することを決めた。
この桜は昨年、桜まつりの目玉として一般見学者向けに初公開する予定だったが、新型コロナウイルスの感染防止のため、取りやめた。
樹高16メートル、幹周4・8メートル(胸高1・5メートル)で、推定樹齢は80年以上。2019年度に環境省の「巨樹・巨木林データベース」に登録されている。日高育成牧場敷地の北側に位置し、名称は近くを流れる「オバケ川」と、モンスター級の巨樹を掛け合わせた。
昨年は5月の大型連休後に満開になり、見事なピンク色の花を咲かせて存在感を放った。浦河観光協会では「満を持して、初お披露目します」としている。
今春の浦河の桜の開花は例年より早くなる見込み。日本気象協会の予想では、30日開花、5月2日に満開。

















