連携強化呼び掛け 林野火災予消防対策会議開く 厚真

連携強化呼び掛け 林野火災予消防対策会議開く  厚真
林野火災予消防対策について話し合った会議

 厚真町、胆振総合振興局森林室、苫小牧広域森林組合、町森林愛護組合連合会の4者が主催する2021年度林野火災予消防対策会議が7日、町総合福祉センターで開かれた。関係者が林野火災予防対策の強調期間、無煙期間などを確認し、気持ちを新たにした。

 道の資料によると、道内では昨年、前年より15件多い43件の林野火災が発生した。このうち胆振管内では苫小牧市での1件(前年比1件減)にとどまるが、過去5年で発生した管内14件のうち4件が厚真町で起きており、原因はごみ焼きの延焼だった。

 主催者あいさつで西野和博副町長は「掛け替えのない森林を守るため、連携を強化し、万全を期したい」と結束を呼び掛けた。

 林野火災予防対策としては、ごみ焼きやたばこの不始末などが主な原因を占めていることから無許可の火入れを防止すること、枯れ草などの焼却において火災や紛らわしい煙または火炎を発する恐れがある時は事前に消防署へ届け出ること、所有者に承諾を得ない無断の入林は禁止することなどを盛り込んだ。

 実施の強調期間は10日から5月31日までの52日間、一切の火入れができない無煙期間は10日から5月10日までの31日間とした。

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