鈴木商会が苫小牧に新工場 漁網から再生ナイロン樹脂製造

鈴木商会が苫小牧に新工場 漁網から再生ナイロン樹脂製造

 資源リサイクルの鈴木商会(本社札幌市、駒谷僚社長)は5日、苫小牧市内に新工場を建設すると発表した。ノウハウを持つ他社と連携し、道内で廃棄される漁網を再生ナイロン樹脂に変える。工場の場所や規模は未定だが、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、リサイクル事業を通して持続可能な社会の構築を目指す。

 同社によると、道内の漁業では現状、漁網や漁具はほとんどリサイクルされずに廃棄されるという。プラスチックによる海洋汚染が世界的に問題視される中、同社は問題解決のため、2020年12月に廃棄漁網のリサイクルに実績とノウハウのあるリファインバース(東京)と業務提携契約を結んだ。

 工場建設に苫小牧を選んだ理由について、鈴木商会は「輸送・販売に当たり立地が良かった」と説明。22年の稼働開始を予定している。

 道内の漁協などから廃棄する漁網を年間1300~1500トン収集し、リファインバースの生産技術や設備を活用してナイロン樹脂を年間1300トン製造する。ナイロン樹脂はリファインバースが取引先に販売後、各メーカーが商品を製造する仕組み。

 鈴木商会は「リファインバースとの協業の第一歩として、北海道で発生する廃棄漁網のリサイクルを推進していきたい」としている。

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