胆振東部消防組合厚真支署と厚真消防団による春の消防訓練が8日、町道桜丘線に面した畑地で行われた。消防職員と団員を合わせ総勢約50人が参加。林野火災を想定し、川の水など自然の水を使った消火活動に当たった。
訓練には同組合管理者の宮坂尚市朗・厚真町長も駆け付けた。訓練は第1分団と第2分団で別々に行い、ポンプ車やタンク車、指揮車など1回の訓練につき3台を出動。消火ホースをつなぎ、水圧を落とさないようにして途中で小型ポンプ機を接続するなど、素早く放水する一連の流れを演習した。
訓練は、昨年から長期化する新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり2年ぶりの開催となった。指揮本部関係者は「消防団ごとにホースのつなぎ方や放水までの段取りが異なるので、有事に備えて日ごろからの備えが大切。放水までの一連の動作は、きちんとなされていた」と講評した。
町内では過去5年で、ごみ焼きの延焼が原因となる林野火災が4件発生している。

















