プロの会場で堂々のプレー披露―道栄男子バスケットボール部

プロの会場で堂々のプレー披露―道栄男子バスケットボール部
レバンガ北海道U18との前座試合でゴール下で競り合う道栄の亀井=11日、北海きたえーる

 北海道栄高男子バスケットボール部は11日、札幌市内の北海きたえーるで行われたプロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道―宇都宮ブレックスの前座試合で、今年度から活動開始したレバンガ北海道U18と対戦し、68―60で勝利した。Bリーグ仕様に仕立てられた会場でレバンガファンらが観戦する中、堂々たるプレーを披露した。
 同部は昨年12月に東京都で開かれたウインターカップ2020全国高校バスケットボール選手権大会に道第2代表として初出場。今年2月の全道新人戦でも準優勝を果たしている。
 レバンガ北海道U18は今年度新設されたクラブユースチーム。レバンガ北海道と教育連携協定を結んでいる北海道文教大高(恵庭市)の1年生11人が1期生として入団。4日に初練習が行われ本格始動した。
 前座試合は第1、第2クオーター各8分、第3、第4クオーター各10分の計36分間で行われた。第1クオーターは15―18でリードを許したが、第2クオーターの残り5分で逆転し、優勢を保ったまま8点差で押し切った。道栄高教諭の木村匡宏ヘッドコーチ(HC)は「ウインターカップに出場していない選手が中心の新チームにとって貴重な試合経験の場となった」と振り返った。
 道栄は、インサイドとアウトサイドを使い分けたオフェンスを展開した。センター亀井柊吾(3年)を中心にゴール下での得点を量産。第2クオーターで逆転スリーポイントシュートを決めたガード伊藤淳平主将(同)らのアウトサイドシュートも随所で決まり、点差を引き離した。
 守備陣形はゾーンディフェンスを敷いたが、序盤は崩される場面もあった。伊藤主将は「ボールマンへのプレッシャーが弱かった。ルーズボールを取られてからの失点も目立った」と話す。「ゾーンのローテーションで選手間の連係をもっと深めていきたい」と改善への意欲を語った。
 2年連続のウインターカップ出場を目指してチームづくりに奔走する。木村HCは「注目や期待を受ける立場になったが、それに応えられる力はまだない」とし、「ウインターカップ北海道予選に照準を合わせて強いチームをつくる」と意気込みを語った。
北海道栄68―60レバンガ北海道U18

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