とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域=宮田広幸組合長)の通常総代会が13日、厚真町の総合福祉センターで開かれた。現在、苫小牧市大成町に構える苫小牧支所を市内若草町にある日胆農業会館に移転することなど、議案8件を原案通り可決した。
同組合によると、移転は施設の老朽化が主な理由。12月から移転する予定で、大成町の施設は売却し、市内しらかば町のホクレンショップしらかば店にATM(現金自動預払機)を設置する。
今年度事業計画としては「未来へ続く復興の道、試される協同の力」をスローガンに掲げ、胆振東部地震からの復興と、職員による定期積金などの着服、監督官庁への報告遅延の不祥事からの信頼回復などを盛り込んだ。宮田組合長は2001年の広域合併から20年が経過したことに触れ、「来年には復興の決意も込めて20周年記念行事を計画中」と話した。
今年度の取扱目標は、新型コロナウイルス感染症の影響で販売環境が厳しくなっていることを考慮し、経営所得安定対策交付金等を含む販売取扱128億円、購買取扱62億円、店舗取扱6億9000万円、貯金543億円、貸付金89億円に設定した。

















