白老港に6月、大型クルーズ客船が相次いで寄港する予定だ。13日に商船三井客船(東京都)の「にっぽん丸」(総トン数2万2772トン、乗客定員532人)、17日には日本クルーズ客船(大阪市)の「ぱしふぃっく びいなす」(2万6594トン、620人)が同港第3商港区に停泊する。白老町は「大型客船の寄港がまちのPRにつながれば」と期待している。
町によると、「にっぽん丸」の寄港は初めて。詳細はまだ決まっていないが、新潟―北海道のクルーズで白老港に寄港するという。同船は午前11時ごろに入港し、午後6時ごろに出港。コロナ禍の中で町は今のところ、大掛かりな歓迎セレモニーを予定していないが、「どのような形で歓迎の意を示せるか検討したい」と言う。
一方、「ぱしふぃっく びいなす」は、横浜港発着で6月15~24日を日程とした「日本一周探訪クルーズ」の北海道の寄港先として白老港に入る。午前8時に入港し、午後6時に出港の予定。停泊中に下船した乗客は、オプショナルツアーでアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)などを見学し、白老観光も行う。町は出港時、高校吹奏楽部の演奏など見送りのセレモニーを検討している。
同船は昨年10月、「秋の日本一周クルーズ」で白老港に寄港する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。今回、実現すれば2017年以来4年ぶり、2回目となる。
町は「大型クルーズ客船の寄港は白老港や町のPRになる。今後も誘致活動を続けたい」としている。




















