「茅乃舎(かやのや)」のだしパックで知られる食品製造の久原本家食品(河邉哲司社長、福岡県久山町)は14日、恵庭市内の戸磯南工業団地内の所有地で北海道工場の地鎮祭を行った。新工場は総事業費約50億円を投入し5月末に本格着工、2022年5月末に完成し8月の稼働を目指す。グループ工場としては4カ所目。福岡県外の工場建設は初めて。
同社は19年11月に戸磯南工業団地に建設用地6ヘクタールを取得。北海道工場は鉄筋造り平屋建て約6000平方メートル。商品開発を進める研究所と鍋のスープや豚丼のたれなどを造る食品製造工場を備え、操業時は従業員50人でスタートする。
地鎮祭には、河邉社長をはじめとして久原本家グループ役員や恵庭市の原田裕市長、工事関係者らが出席。神事でくわ入れや玉串をささげて工事の安全を祈願した。
神事の後、河邉社長は「北海道に恩返しするという30年来の夢を達成できる」と述べ、「北海道には素晴らしい素材がたくさんある。ここから世界に発信していきたい」と力強く決意を語った。
原田市長は「今春恵庭の高校を卒業した生徒が入社し、福岡で研修している」と紹介、今後の地元雇用の拡大に大きな期待を寄せた。
久原本家グループ 1893年創業のしょうゆ蔵を原点とする福岡県の総合食品メーカー。久原本家グループ本社、久原本家食品、久原醤油、北海道アイ、農業法人、アメリカやベトナムの現地法人など8社で構成。30年以上にわたり、博多名物・からし明太子ブランド「椒房庵(しょうぼうあん)」の原料、スケトウダラの卵をはじめタマネギや昆布などの北海道食材を商品に使用。2019年8月には、札幌に北海道の食品、食文化を全国に発信する「北海道アイ」を設立した。



















