苫小牧市三光町の主婦中野佐知子さん(68)は、市内明野新町に住んでいる孫の土肥優太君(10)と共に週に1度、そろばん教室「珠道館」(本部・双葉町)に通っている。珠算検定3級で、2020年全国そろばんコンクール(日本珠算連盟主催)の一般の部2(50歳以上)では、初挑戦ながら37位に入賞した。今の目標は暗算検定の3級合格。「この年齢で挑戦できることがうれしい」とにこやかに話す。
中野さんがそろばんを始めたのは、64歳だった4年前の春。小学1年の優太君が珠道館に通い始めた頃で、優太君の家から教室までの道には交通量の多い所があり、安全に通えるように教室までの道を毎回付き添っていた。やがて珠算に関心を持つようになり、西田清吾館長と「そろばんが認知症予防になるのでは」という話をした際に入塾を誘われ、挑むことにしたという。
西田館長は「親子で通う人はいるが、おばあちゃんとお孫さんという組み合わせは初めて」と話し、中野さんが楽しんでそろばんに取り組む姿を高く評価している。
教室に通い始めた頃は中野さんが先に進級していたが、今では優太君が暗算2級。追い抜かれてしまったものの、孫の努力に「成長が見られてうれしい」とほほ笑む。
「おばあちゃんはそろばん仲間」と話す優太君に照れつつ、「孫がいるから楽しく続けられる。6月の暗算検定に向け、頑張りたい」と瞳を輝かせた。
















