北海道大学苫小牧研究林(苫小牧市高丘)は16日、敷地内に不法投棄されたごみを回収する林内清掃を行った。不法投棄は何十年も前から常態化しており、毎年この時期に研究林職員と常駐の院生が、林野庁と苫小牧市水道部の協力を得て実施している。
計31人が参加し、研究林入り口から市の勇振ポンプ場まで続く市道オテーネ道線の約7キロ区間を中心に清掃。約2時間の作業で30リットルのごみ袋約20袋分が集まったほか、ブラウン管テレビ、液晶テレビ各1台など大型ごみも回収された。袋の中は空き缶やペットボトル、弁当の空き箱など生活ごみが主で、電池やライターなども含まれる。ごみはすべて市が引き取った。
積雪がなくなり、草木が生い茂る直前の研究林は投棄されたごみが目立ち、過去には洗濯機など思いもよらない粗大ごみが現れることもあった。関係者によると、20年以上続く活動で、ここ2年ほどは減少傾向にあるが、最近はマスクのポイ捨てが目立ってきているという。
林長補佐で技術専門職員の高橋廣行さん(50)は、自主的にごみを拾い、異変があった場合は研究林に知らせてくれる市民に感謝しながらも、「一部のマナー違反が動植物に悪影響を与え、学術研究の妨げにつながる」と憂慮する。樹木園入り口近くの看板にも「自然を愛し、森のいのちを尊ぶ心でおはいり下さい(原文)」とあり、林長の揚妻直樹さん(54)は「きれいに利用を」と訴えている。
















