連休中も移動や外出自粛を 変異株急増で医療現場逼迫 道内医療機関4団体

連休中も移動や外出自粛を 
変異株急増で医療現場逼迫 道内医療機関4団体
道民に大型連休中の外出自粛を求めた会見

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、北海道医師会(長瀬清会長)など道内の医療関係4団体が17日、札幌市内で合同記者会見を開いた。長瀬会長は「札幌市での変異株の影響で医療提供体制に大きな負荷が掛かっている」と医療現場の逼迫(ひっぱく)を指摘。「大型連休(GW)中の不要不急の移動や外出を控えてほしい」と道民に協力を求めた。

 札幌市の17日時点での新型コロナウイルスの入院患者数は268人。このうち中等症91人、重症者は18人。昨年11月から12月の第3波に比べ中等症、重症者が増えている。

 長瀬会長は「札幌市では変異株感染者の影響で入院患者が急増している。第4波の兆しだ」と述べ、「今、対策を講じなければ全道に感染が拡大する」と危機感を募らせた。

 札幌市医師会の松家治道会長は「重症者の急増で人工呼吸器とICU(集中治療室)は限界。助かる命が助からない状況が間近に迫っている」と強調。「一人一人がうつさない、うつらないことが重要。ワクチン接種のめどが付くまでの今後6カ月間、老人はカラオケ、若い人は飲み会を遠慮してください」と訴えた。

 北海道病院協会の中村博彦理事長は「このままでは交通事故や急病など緊急医療が受けられなくなる事態に陥る。ワクチン接種にも大きな支障が生じ、日常の一般治療も制限せざるを得なくなる」と説明。札幌の医療体制の負荷増大は全道の医療体制に大きな影響を及ぼすと指摘。

 北海道看護協会の上田順子会長は「道民の皆さんが今できる医療従事者への最大の支援はご自身が感染しないこと」と述べ、「三密を避け、手洗い、マスク着用、換気の基本的な感染予防策を取り、不要不急の外出を控えて」と呼び掛けた。

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