苫小牧労働基準監督署は、2020年の管内(東胆振1市4町と千歳市)の労働災害発生状況をまとめた。死亡および休業4日以上は前年比102件増の596件と、過去10年で最多。新型コロナウイルスに感染あるいは感染疑いで休業を余儀なくされたケースも目立った。死亡労災は1件減の2件と統計が残る1999年以降で最少だった。
業種別では保健・衛生業109件(前年比74件増)、製造業104件(同6件減)、卸売・小売業58件(同9件増)、建設業57件(同2件減)が目立った。原因は転倒災害128件、墜落・転落120件、動作の反動・無理な動作83件の順に多かった。
新型コロナに関連した労災は、前年からの増加分102件の過半数を占め、病院や社会福祉施設に従事する労働者が感染者と接触して陽性が判明したり、職場でクラスターが発生したりしたことなどが主因という。
死亡労災は道路貨物運送業と畜産業が1件ずつ。いずれも運転中の交通事故によるものだった。
同署の担当者は、他に前年よりも大きく増加した林業7件(同4件増)、畜産業51件(同14件増)、木材木製品15件(同9件増)について、「講習会や現場指導などを重点的に実施し、労働環境の改善を求めていく」としている。
















