高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの接種券の発送が20日、厚真町で始まった。胆振東部の3町では、むかわ町が今週末をめどに、安平町が26日に予定している。
厚真町は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する接種券を町内の65歳以上の高齢者に発送した。コールセンターでの予約受け付けは5月1日から。接種は高齢者施設の入所者を同14日に先行し、一般高齢者の集団接種は同20日からを予定している。
町によると、町内の65歳以上の対象者は約1700人。あつまクリニックの医師が担当し、5月14日に高齢者施設を巡回して対応した後、20日から毎週木曜日の午後に町総合福祉センターの特設会場で集団接種を順次行っていく。ワクチンは3週間の間隔を空けて2回接種するため、町住民課の担当者は「7月くらいまでかかるのでは」と想定している。
ワクチン接種の予約・相談は、町新型コロナワクチンコールセンター=土日・祝日も含む午前8時~午後8時= 電話(0570)000226。相談は町住民課=平日午前8時30分~午後5時30分= 専用電話080(1577)4923、090(8730)7132でも受け付ける。
むかわ町は、ワクチンの集団接種希望者に、日時と場所を指定した接種券を今週末までに発送する準備を進めている。
町は65歳以上の高齢者向けに事前の聞き取り調査を行い、全体約3100人のうち8割ほどが集団接種を希望していることを確認済み。接種時期は5月の第2週に高齢者施設の入所者を先行させ、一般高齢者の集団接種は第3週からを予定している。
会場は鵡川地区が四季の館、イモッペ生活館、集落センター(田浦、生田)、穂別地区はふれあい健康センターで、それぞれ鵡川厚生病院、穂別診療所が担当する。個別の接種希望者については、集団接種を終えた後に詳細を検討するという。
問い合わせは、鵡川地区が町健康福祉課保健グループ 電話0145(42)2445、穂別地区が同課健康グループ 電話0145(47)5411。
安平町は26日から、65歳以上の高齢者にワクチン接種券を発送。5月1日からコールセンターでの予約を受け付ける。
65歳以上の対象者は約2700人で、接種日は同7日の高齢者施設を皮切りにその後、施設と並行しながら早来、遠浅、安平、追分の4公民館の各会場ごとに日程を分散して集団接種を予定している。早来、遠浅両公民館は渡邉医院、安平、追分両公民館は追分菊池病院の医師、看護師がそれぞれ担当する。
町健康福祉課は「まずは65歳以上の方を対象に、2回目の接種を6月までに行いたい」としている。

















