現職の鳴海氏 無投票で再選 新冠町長選

現職の鳴海氏 無投票で再選 新冠町長選
惠子夫人とだるまに目を入れる鳴海氏

 20日に告示された新冠町長選は同日午後5時で立候補の届け出が締め切られ、現職の鳴海修司氏(70)=無所属=のほかに届け出がなく、同氏が無投票で再選を果たした。

 鳴海氏は同日午前9時すぎに中央町の選挙事務所前で第一声。その後、役場前や節婦地区で街頭演説し、西新冠や本沢地区など町内各地域を遊説し、午後4時半すぎに事務所に戻った。同5時に無投票の知らせを受けると、集まった支持者や管内町長らから大きな拍手が沸き起こった。

 梶浦忠選挙対策本部長は「周りの人たちへのありがとうの感謝の気持ちしかありません」とあいさつ。橋本正美町商工会長の発声で万歳三唱を行った。

 鳴海氏は、妻の惠子夫人と共にだるまに目を入れ、「(1期目の)公約は8割以上達成できたが、継続中の各種産業振興対策、福祉や防災対策、医療介護施設や道の駅の改築、老朽化した公共施設の在り方など課題は山積している。鳴海町政はまだ道半ばであり、大変厳しい財政の中、行財政改革を念頭に、思いやりと笑顔にあふれた新冠を実現したい」と2期目の抱負を述べた。

 鳴海氏は1950年、旧門別町厚賀生まれ。苫小牧工業高校を卒業後、民間会社勤務を経て75年に新冠町役場職員に採用され、2011年に定年退職。同年に議会議員に当選し、17年に町長選挙に出馬し、現職を破り初当選した。

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