苫小牧市内の一部の小中学校が、新型コロナウイルス流行のため昨年度は実施を見送った校内での授業参観を再開させている。クラスごとに日時を分けたり、普段よりも広い教室を活用したりと感染対策を徹底。コロナ禍で例年のように足を運べない中でも、保護者の教育への関心は高く、今年度から「学習通信」の定期発行を決めた学校もある。
市内小中学校は昨年、屋外で体育の授業を見る機会を設けたが、校内での保護者参観実施は2年ぶりとなる。
市教育委員会は今年度、必要に応じて分散、パソコンを活用したリモート(遠隔)での参観を検討するよう小中学校に通知。最大収容人数を普通教室で40人、体育館は300人程度とし、感染対策を徹底させた上、行うよう求めている。
東中学校(五十嵐昭広校長)は、13~16日に授業参観を実施。昨年8月に新校舎に移転したが、なかなか保護者に校内も披露できず、五十嵐校長は「コロナは、学校と地域を分断させてしまった」と指摘。子どもの姿を通して学校の様子を知ってもらうことは、「家庭との相互理解や信頼関係につながる」と参観日の重要性を説く。
参観は2クラス分の生徒を収容できる多目的教室や体育館といった場所で、クラス単位で時間をずらして実施。13日には2年生86人の授業参観があったが、「例年を上回る高い参加率だった」と言う。
「学校の様子について話を聞くのと、実際に見るのとでは伝わり方が違うと思う。クラスの明るいところを知ってもらいたかった」と宮崎泰地さん(13)。母の祐子さん(47)も「友達との関係性や先生の雰囲気を知る機会になりよかった」と喜ぶ。
2020年4月に明徳小と統合した錦岡小学校(後藤敏彦校長)でも5月、毎週木曜に授業参観を予定。保護者の都合が付く日を選んで来校してもらうことで、分散を図る。後藤校長は「直接児童たちの様子を見て安心してもらいたい」と話している。
ウトナイ中学校(中川恵介校長)は、23日に参観日を再開予定。学校の取り組みについてより知ってもらえるよう今年度、学習通信「学びの翼」を定期発行することも決めた。中川校長は「紙面について生徒が保護者に説明したり、家庭で話題にしたりする中で、学校での教育をより理解してもらいたい」と期待する。
















