衆院議員の任期満了まで21日で残り半年―。衆院選道9区(胆振・日高管内)は2017年の前回と同様、自民党現職の堀井学氏(49)、立憲民主党現職の山岡達丸氏(41)=旧国民民主党比例代表道ブロック=、共産党新人の松橋千春氏(39)の3氏が立候補する見通しだ。東京五輪・パラリンピックや自民党総裁選などとの兼ね合いで、衆院解散・総選挙の時期が幅広く取り沙汰される中、3氏は水面下で選挙戦をにらんだ動きを続けている。
堀井氏の陣営は9日、連合後援会と自民党道9区支部が昨年9月に引き続き合同会議を開き、解散総選挙をいつでも迎えられるよう態勢の強化を再確認した。新型コロナウイルス感染拡大下の選挙戦を見据え、ビデオ会議システムの活用など、オンライン上の積極的な活動も模索。政権与党の強みや自らの実績を「草の根活動」でアピールする方針だ。堀井氏は道2区補選で実現した野党共闘の動きを踏まえ「われわれは今まで通り自民党として戦い、支持を広げたい」と力を込める。
山岡氏の陣営は、昨年12月に立憲民主党道9区総支部を設立し、山岡氏が代表に就任した。管内4市の地方支部もでき、党勢の拡大を進めている。6月開催予定の党道連定期大会以降、道9区の合同選対も設置する方針で、山岡氏は「感染拡大の局面で解散は常識的にあり得ないが、首相が解散権を行使する可能性は否定できない」と備える。25日投開票の道2区補選、参院長野選挙区補欠選挙、参院広島再選挙に「菅政権を有権者が評価する機会。結果によっては衆院選にも影響する」と指摘する。
松橋氏の陣営は、昨年8月の出馬表明以来、地道な政治活動を続ける。松橋氏はコロナ対策を争点の一つに掲げ、現政権の対応を「後手後手で、感染の広がりを防げていない」と批判する。地域を歩く中で地域経済や市民生活の厳しさが増している現状を痛感するとし、「政権交代を求める声を強く感じる。もっと国民に目を向けた政治を実現しなければ」と訴える。陣営幹部は野党共闘について「最終的には中央が判断する。道内比例票の回復が責務なので、まずは党勢拡大を進めたい」と強調する。
















