白老町の白老中学校でこのほど、自転車シミュレーターを活用した「参加・体験型自転車教室」が実施され、講師を務めた苫小牧署員が1年生約40人に自転車の正しい乗り方や交通ルールを指導した。
同校では通学や部活動で自転車に乗る機会が多くなることから新入生向けに毎年実施。今年は模擬自転車に乗り、モニター越しに道路で起きる出来事を疑似体験する「シミュレーター」も使用し、交通安全の意識を高めた。同署交通第1課企画係石田基警部補は「自転車も車と同様にルールを守らなければいけない」とした上で「無謀な運転をせず、けが防止にヘルメット着用も必須」と呼び掛けた。
シミュレーターを体験した福田楓音さん(12)は「難しかったけど、良い経験になった。自転車登校なので気を付けます」と笑顔を見せた。荒地健教頭は「子どもたちも真剣に聞いていた。この体験を基に事故防止へ意識を高めてもらいたい」と話した。
白老町では、今年1月から3月末までに1件の自転車事故が発生。同署は「周りを良く見て、注意深い運転を心掛けて」と促している。

















