北海道経済産業局は、4月の道内経済概況を発表した。総括判断は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にあり「持ち直しの動きに弱さが見られる」と前月から据え置いた。主要項目別でも全て判断を据え置きに。観光は2カ月連続で「悪化している」と判断した。先行きについては「感染症の影響、国際経済の動向を十分注視する必要がある」としている。
2月の経済指標を中心に、3月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。
観光は、2月の来道客数が前年同月比73・2%減となり、13カ月連続で前年を下回ったことから「悪化している」とした。ヒアリングでは「2月はビジネス関係の宿泊客がそれなりにいたものの、観光客は感染症の影響で非常に厳しい状況だった」(関係機関)との指摘が出ている。
個人消費も「持ち直しの動きに弱さが見られる」と判断を据え置いた。2月は家電販売が5カ月連続で前年を上回った以外は、いずれも苦戦。新車販売も5・7%減と5カ月ぶりに前年を下回った。企業からは「売り上げの減少額は縮小したものの、感染症の影響で衣料品や化粧品などの売り上げは依然として不振だ」(百貨店)などの声が出ている。
一方、生産活動は「持ち直しの動きが見られる」と判断した。2月の鉱工業生産が前月比0・8%増と、6カ月連続で上昇したため。企業からは「大型施設の受注があったことから、鉄骨の生産が増加した」(金属製品工業)、「自動車産業からの需要が好調なことにより、電子部品の生産が増加した。3月はさらに増加する見込み」(電気機械工業)といった声が聞かれた。
















