登別温泉の老舗温泉ホテル・第一滝本館は今年度、札幌市の有名ラーメン店とのコラボレーション企画を展開する。5店が約2カ月置きに交代しながらホテル内に出店し、人気店の味を宿泊客や日帰り客に提供する。第一滝本館は「コロナ禍の影響を受ける温泉街へ客を呼び込む一助になれば」としている。
「さっぽろ麺倶楽部」と銘打ったイベントは26日にスタートし、各店が同ホテルの本館地下1階にある「わくわく広場」に交代で店を構える。第1弾は「札幌飛燕」。焦がしラードとニンニクが香る鶏白湯を使った塩ラーメンが人気の店で、7月5日まで営業する。
その後、順番は決まっていないが、「コクミンショクドウ」「風來堂」「まるはビヨンド」「山嵐」が約2カ月置きに出店し、札幌のラーメン激戦区で腕を磨いた実力派ラーメン店の味を提供する。
来年4月23日まで繰り広げるイベントは、「コロナ禍の影響で客足が減る登別温泉街を元気づけたい」との思いで発案。同ホテルが協力を呼び掛け、5店との連携で展開することになったという。
日帰り客向けのキャンペーンとして、同ホテルや出店ラーメン店から発信されるSNS(インターネット交流サイト)のスクリーンショットや各店内に掲示するイベントポスターをスマートフォンなどで撮影し、その画像を同ホテルの日帰り受付窓口に提示すると、日帰り入浴とラーメン1杯(3150円相当)を2500円に割引するサービスも行う。
第一滝本館は「ホテル自慢の大浴場でゆっくりと体を癒やし、人気のラーメンに舌鼓を打っていただければ」と話している。

















